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2020年東宝版・帝劇「エリザベート」のキャストはどんな方たち?評判は?

2020年エリザベート全公演中止

2020年エリザベートは、政府より「緊急事態宣言」が発出されたことを受け全て公演中止となりました。

◇『エリザベート』帝国劇場公演から全国ツアーまで全公演中止
帝国劇場公演〔4月9日(木)~5月4日(月・祝)〕
梅田芸術劇場公演〔5月11日(月)~6月2日(火)〕
御園座公演〔6月10日(水)~6月28日(日)〕
博多座公演〔7月6日(月)~8月3日(月)〕

残念で仕方ありません。舞台関係者さんの気持ちを思うと悲しくて仕方ありません。早くこの事態が収束しますように。

以下は、キャスト決定時に書いた記事です↓

2020年東宝エリザベートのキャストが制作発表と同時に発表されました✨

2020年のエリザベートは、2000年東宝初演からちょうど20年を迎えます。

エリザベート役は2019年に引き続き、花總まりさん、愛希れいかさんのWキャスト。

2015年~2019年までルキーニを演じていた山崎育三郎さんが新トートに!

トートは、井上芳雄さん、古川雄大さん、山崎育三郎さんのトリプルキャスト。

そしてルキーニ役は5年ぶり2度目となる尾上松也さん、エリザベート初出演の上山竜治さん、黒羽麻璃央さんのトリプルキャストです。

2020年『エリザベート』いよいよ始動‼️本日記者会見を行わせていただきました㊗4月・帝劇公演から大阪、名古屋、福岡と8月初旬までにわたる四大都市連続公演です。詳報は各メディアにて????????????????応援よろしくお願い申し上げます‼️ #エリザベート #東宝版20周年   https://www.tohostage.com/elisabeth/  pic.twitter.com/TmGO71xmHX

2016年、2019年、2020年のキャスト比較表

初キャスティングの方は太文字で表記してあります。

敬称略


2016年2019年2020年
エリザベート花總まり
蘭乃はな
花總まり
愛希れいか
花總まり
愛希れいか
トート井上芳雄
城田優
井上芳雄
古川雄大
井上芳雄
古川雄大
山崎育三郎
ルキーニ山崎育三郎
成河
山崎育三郎
成河
尾上松也
上山竜治
黒羽麻璃央
フランツ・ヨーゼフ田代万里生
佐藤隆紀
田代万里生
平方元基
田代万里生
佐藤隆紀
ルドルフ古川雄大
京本大我
京本大我
三浦涼介
木村達成
三浦涼介
ゾフィー涼風真世
香寿たつき
剣幸
涼風真世
香寿たつき
剣幸
涼風真世
香寿たつき
マックス大谷美智浩原慎一郎原慎一郎
エルマー角川裕明植原卓也植原卓也
ルドヴィカ/マダム・ヴォルフ未来優希未来優希未来優希

MEMO

2020年出演

  • 井上芳雄トート→大阪・名古屋・福岡公演
  • 山崎育三郎トート→東京公演
  • 尾上松也ルキーニ→東京・大阪公演
  • 香寿たつきゾフィー→東京・大阪公演
  • 新トート役に、2015年~2019年に渡り3度ルキーニを演じた山崎育三郎さんがキャスティング
  • 2015年にルキーニを演じた尾上松也さんが5年ぶり同役でキャスティング
  • ルドルフ役の発表は三浦涼介さんのみですが、もしかしたら追加キャストあり??
  • アンサンブルさん、トートダンサーさんは2019年と同じ(帝劇でのキャスト確認)
  • 過去にルドルフ役で出演し、今回別役でキャスティングされている方:井上芳雄さん、古川雄大さん、田代万里生さん、香寿たつきさん《宝塚雪組にて》

2020年帝劇エリザベート初日(4月9日)キャスト

  • エリザベート 花總まり
  • トート 山崎育三郎
  • フランツ 田代万里生
  • ルドルフ 三浦涼介※
  • ゾフィー 涼風真世
  • ルキーニ 尾上松也

2020年帝劇エリザベート千秋楽(5月4日)キャスト

  • エリザベート 愛希れいか
  • トート 古川雄大
  • フランツ 佐藤隆紀
  • ルドルフ 三浦涼介
  • ゾフィー 香寿たつき
  • ルキーニ 上山竜治

2020年エリザベート公演スケジュール

2020年4月9日~5月4日:帝国劇場(東京)
2020年5月11日~6月2日:梅田劇術劇場メインホール(大阪)
2020年6月10日~6月28日:御園座(名古屋)
2020年7月6日~8月3日:博多座(福岡)

2020年東宝版帝劇「エリザベート」のキャストさんの紹介♪

注意)この記事では、個人的な感想が多く含まれ一部ネタバレがあります。

皇后エリザベート 

Wエリザベート。右が花總まりさん、左が愛希れいかさん。

花總まり(はなふさ まり)


2019年、古川トートと。

生年月日 1973年2月28日
出生地 東京都
身長 163cm
血液型 O型
愛称 花ちゃん、お花様

宝塚で娘役として活躍。1996年日本初演「エリザベート」のタイトルロールでエリザベート役を演じる。宝塚退団後、2015年2016年2019年東宝版のエリザベートで主演。

わたしは花總まりさんのミュージカルを何度か拝見していますが、一言でいえば天性の「お姫様」役者さんだと思っています。どんな役を演じても「品」を失わず、生まれながらの高貴な役がぴたりとはまる方。

東宝版エリザベートには4度めの出演となる花總まりさん。過去の上演では、少女時代の屈託のないエリザベートから、追いつめられる苦しみを経て晩年の厭世的なエリザベートまで変化を遂げる姿に何度も涙しました。

2019年の公演では死と隣り合わせの迫力のある演技で、「トート(死)」という存在が身近にあったからこそ、それを反発することで生きる力を見つけてきたエリザベートのように感じました。

熱演しながらの歌も圧巻です。

宝塚時代と同じエリザベート役とはいえ、宝塚の娘役の発声は裏声※で、東宝版ミュージカルは地声で高音を出します。※ミュージカルでは表現方法として部分的に裏声を使うことがあっても基本的には使いません。

発声方法が異なるので、東宝版に合わせた練習をしておかないと同じ曲でも難しいんですね。

エリザベートは「♪私だけに」のような伸びやかな高音が必要な曲もあり、これを地声のまま歌い上げるのはかなりの実力が必要です。

仮に難曲の「♪私だけに」を上手に歌ったとしても、「私は歌えるんだ!」と歌手としてのエゴが出てしまうと、舞台が台無しになってしまうと思うのですが、花總さんはお芝居あっての「歌」であって、難曲を歌いあげながらも、そこにいるのは間違いなく「エリザベート」と伝わるものでした。

2016年再演時にはトート役の井上芳雄さんに「日本エリザベート界のレジェンド」とまで紹介されていました。実際、そう言いたくなるほど素晴らしいと思います。

愛希れいか(まなき れいか)


2019年井上トートと。

生年月日 1991年8月21日
出生地  福井県
身長 167cm
血液型 A型
愛称 ちゃぴ

宝塚で男役後、娘役へと転向。2018年「エリザベート -愛と死の輪舞-」でタイトルロールを演じ退団。2019年の東宝版エリザベートは初出演。3歳からクラシックバレエを習い、歌って踊れる元娘役のトップスターです。

2019年、愛希れいかさんの東宝エリザも素晴らしいものでした。

シシィ幼少時代にバイエルの山を自由に過ごしてきた事を彷彿させる、野性味あふれ生命力の強いシシィ。

2019年公演をみた個人的な感想ですが、このまぶしいほどの生命力にトートは惹かれたような気がしました。

ウィーンの宮廷なんて窮屈で、バイエルンやハンガリーがなじみ、「自由なくしては生きられない」シシィ像が強く伝わってきます。

歌も地声のまま高音まで歌い上げるパワフルなもの。

さらに運動神経の良さから、トート閣下のナンバー『最後のダンス』では、見えない力に操られているように踊るシシィが見られて、このナンバーの楽しみが増えました。

エリザベート役 コメント映像(2019年)

黄泉の帝王トート

井上芳雄(いのうえ よしお)出演:大阪・名古屋・博多

生年月日 1979年7月6日
出生地  福岡県
身長 182cm
血液型 A型
愛称 よしおさん

2015年、2016年、2019年の東宝エリザベートでのトート役に引き続き2020年でも同役で出演。ミュージカル俳優としては2000年東宝エリザベート初演時のルドルフ役としてデビュー。

芸大出身の確かな歌唱力に加え、まさに闇の帝王といえる堂々としたトート。

「♪最後のダンス」ではショーストップになりそうなほどの拍手で沸き、劇場の壁や天井から、井上トートの声の波動が押し寄せてくるように感じました。

もともと歌が抜群に上手な方ですが、年を重ねるごとにさらにパワーアップされています。

以前ご本人談で、エリザベートの稽古中は憂鬱だったのに、舞台が始まった途端楽しくて仕方なかったとの事ですが、確かにここに井上トートあり!と言えるほどの存在感。

それでいながら他の役者の邪魔になることなく、あくまでの舞台全体のバランスを考え緻密に計算されている事もわかります。

圧倒的な存在感のある井上トートですが、公演する年によって役作りが少し異なるのも魅力です。

2019年のトートでは以前と比べて演技は抑えたものに。それが逆に内に秘めるエネルギーが大きく、まさに黄泉の世界の全てを司る帝王といえるものでした。

古川雄大(ふるかわ ゆうた)


生年月日 1987年7月9日
出生地  長野県
身長 182cm
血液型 A型
愛称 ゆん

2012年、2015年、2016年でエリザベートの息子ルドルフ役を演じた古川雄大さん。2019年にトート役へと大抜擢されました。

2019年の古川トートは非常に感情豊か。激しく恋に落ちたり時に美しい目にキラリと光るものがみえたりと、今までにないトート像でした。

「♪愛と死の輪舞」では、まさに運命の人に出会った闇のプリンス!シシィがバート・イシュルでフランツ・ヨーゼフに出会う前、すでにトートはシシィに出会ってるので、フランツ・ヨーゼフへの嫉妬心も強かったのでは?と思えるトートでした。

エリザベートが「光」だとしたら、トートは「闇」と、エリザベートあってのトートというのを強く感じた古川トート。2020年も引き続きどうエリザベートと対峙していくのか楽しみです。

トート役 コメント映像(2019)

山崎育三郎(やまざき いくさぶろう)出演:東京

生年月日 1986年1月18日
出生地  東京都
身長 177cm
血液型 A型
愛称 いっくん

2019年までルキーニを4年に渡り3度努めた山崎育三郎さんが新トートに!

ルドルフ役からトート役になる方はいましたが、東宝エリザベートでルキーニ役からトート役は初めてです。

ルキーニ時代は、エリザベートへの突き刺すような冷たい視線とルキーニの弱さが、没落していくハプルブルク帝国の不安定さを象徴していくかのようでした。

また「世界から拒絶されたルキーニの孤独」を強く感じたのが育三郎さん。美声で歌唱力が高い方ですが、狂言回し役に重さを置いた役作りも見事でした。

2020年のトート役は、ルキーニ役で出演した2019年エリザベートが始まる前から決まっていたとのこと。山崎さんが持つトートのイメージは、「恐怖心を与える、氷のように冷たく触ったら火傷しそうなというイメージ」なんだそうです。
参考:https://news.mynavi.jp/article/20191112-922451/

今回山崎さんが初めて演じるトートはルキーニが生み出した幻想とも解釈できる存在なので、ルキーニを何度も演じトートの側にいた山崎さんの作り上げるトート像がどうなるか楽しみですね。

美声の持ち主なので、トートのソロナンバーはもちろん、シシィやルドルフとのデュエット曲も期待しています!

【新】トート役 コメント映像(2020年)

暗殺者ルイジ・ルキーニ

尾上松也(おのえ まつや)出演:東京・大阪

生年月日 1985年1月30日
出生地 東京都
身長 178cm

歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。5歳のとき二代目尾上松也として『伽羅先代萩』の鶴千代役で初舞台。歌舞伎以外では、『エリザベート』、『狸御殿』、新感線☆RS『メタルマクベス』discなどに出演。

2015年から5年ぶり2度目のルキーニ役となる尾上松也さん。

幼少のころから舞台に立っているだけあって、お客さんを巻き込み、劇場の空気を変えるのがとても上手。軽やかで(良い意味で)下品で、目で追いたくなるルキーニです。

上山竜治(かみやまりゅうじ)

情報解禁!
演りたかった役を演れる。
役者としてこれほど幸せなことはない。
東宝版初めての長髪ルキーニ。
感謝して、覚悟して挑みます。
『エリザベート』
 https://www.tohostage.com/elisabeth/index2.html 

#エリザベート #ルキーニ pic.twitter.com/gz4bUAMNiU

生年月日 1986年9月10日
出生地  東京都
身長 175cm
血液型 O型

東宝版初の長髪ルキーニ…!と、ビジュアルだけではなくて、上山さんなら歌も演技もかなり期待ができるルキーニのはず。『レ・ミゼラブル』で革命家リーダー・アンジョルラス、『るろうに剣心』で武田観柳などを演じてきた方です。

ご本人も演りたかった役との事で、上山ルキーニがみせてくれる世界観が楽しみ!

黒羽麻璃央(くろばまりお)

ミュージカル『エリザベート』
ルイジ・ルキーニ役で出演させて頂きます

夢の舞台で生きさせていただきます
観に来ていただけると嬉しいです。
楽しみです。
ゾクゾクしてます。

公式HPにて動画コメントもございます

 https://www.tohostage.com/elisabeth/cast.html 

宜しくお願い致します pic.twitter.com/nveBvHYdPC

生年月日 1993年7月6日
出生地  宮城県
身長 180cm
血液型 AB型
愛称 まりおくん

第23回JUNON SUPERBOY CONTEST準グランプリ。ドラマ、映画、テレビ、舞台で活躍する黒羽麻璃央さん。

私は黒羽麻璃央さんの舞台をロミジュリのマキューシオしか拝見していないのですが、動きがとても軽やか、そしてヤンチャで小悪魔な雰囲気を感じました。年齢からルドルフ役でもおかしくないと思うのですが、その雰囲気を買われてのルキーニ役なのかな?と思います。

コメント映像で届いている黒羽さんルキーニ美しいですね。怪しげで魅力的なルキーニになるのではないか?と期待しています!

オーストリア皇帝 フランツ・ヨーゼフ

田代万里生(たしろ まりお)


生年月日 1984年1月11日
出生地  長崎県
身長 177cm
血液型 A型

2010年のエリザベートでルドルフ役を演じ、2015年、2016年、2019年のエリザベートではフランツ・ヨーゼフ役として出演。

東宝版のエリザベートはエリザベートxトートの構図がはっきりした作品で、エリザベートの夫役のフランツ・ヨーゼフはどちらかというと大人しい存在です。しかしそんなイメージを覆したのが、田代万里生さんのフランツ・ヨーゼフ。

エリザベートへの熱くほとばしる想い・・・しかし噛み合わない2人。

公演を重ねるごとにボロボロになる田代さんのフランツ・ヨーゼフに今までにないほど共感し同情しました。

声楽科出身の美しい歌声と、エリザベートへの溢れる想い。2020年も熱く魅力的なフランツ・ヨーゼフを観られる事でしょう♪

佐藤隆紀(さとう たかのり)


生年月日 1986年2月5日
出生地  福島県
身長 180cm
血液型 O型
愛称 シュガー

2015年、2016年のエリザベートで田代万里生さんとフランツ・ヨーゼフをWキャストで演じ、2020年、4年ぶりに戻ってきた佐藤隆紀さん。

田代さんも美声ですが、佐藤さんも低音が素晴らしく響く美声の持ち主。包み込むような歌声はシシィへの愛情にも感じます。

誠実ではあるけれど、シシィの繊細さは理解できない夫、息子を理解できない頑固な父親・・・と不器用さが際立ち、それが実際のフランツ・ヨーゼフとも重なる演技も泣けます。

皇太子ルドルフ

三浦涼介(みうら りょうすけ)

生年月日 1987年2月16日
出生地  東京都
身長 181cm
血液型 B型

2019年公演に引き続きルドルフ役2度目。東宝ミュージカル「1789 -バスティーユの恋人たち-」のロベスピエー「ロミオ&ジュリエット」のベンヴォーリオ役などに出演。2019年は『ラヴズ・レイバーズ・ロスト – 恋の骨折り損 -』の ファーディナンド役、『メアリ・スチュアート』のサー・エドワード・モーティマー 役と続きます。

2019年の公演では、初期の頃の帝国を強く憂う熱血青年から、公演を重ねるにつれてもろさや孤独感が増したルドルフへと変わっていったように感じました(個人の感想です)

母親から拒絶されながらも、無理やり笑顔を作り母の愛を請おうとする姿に、幼少期に彼がどれだけ理想の母親を心に描き心の支えにしていたのかと心が痛みました。

理想と現実の違いに気づいた時、三浦ルドルフは悲劇を迎えますが、その悲劇は決して彼が望んでいなかったものだったと強く伝わるルドルフでもありました。

とてもドラマチックなルドルフで、2020年も公演を重ねていくことで変化していくのではないでしょうか。

ルドルフ役 コメント映像(2019)

皇太后ゾフィー

剣幸(つるぎ みゆき)

生年月日 1954年3月2日
出生地  富山県
身長 162cm
血液型 O型
愛称 ウタコ

元宝塚の男役トップスター。2015年の東宝エリザベートで香寿たつきさんとゾフィー役をダブルキャスト。2016年のエリザベートには出演していません。

皇帝の母として決して妥協を許さない強さと冷酷さを持ちつつも、3人のゾフィーの中で一番「肉親」のつながりを感じる方で、フランツの母、シシィの叔母、ルドヴィカの姉という立場も伝わってくるゾフィーです。

シシィへの叱責も単に追いつめるのではなく、田舎育ちの姪には注意をしなければ、と親心のような愛情も感じられました。

涼風真世(すずかぜ まよ)

生年月日 1960年9月11日
出生地  宮城県
身長 163cm
血液型 O型
愛称 かなめ

元宝塚の男役トップスター。2008年の東宝エリザベートでは主役エリザベートを演じています。「モーツァルト!」のヴァルトシュテッテン男爵夫人、「マリー・アントワネット」のマリー・アントワネット役、「レディ・ベス」のキャット・アシュリー 役、「レベッカ」のダンヴァース夫人役と、ミヒャエル・クンツェ氏、シルヴェスター・リーヴァイ氏の作品の多数出演。

ゾフィー役は2016年が初舞台。昔と変わらない美しい姿に、そのままエリザベートを演じられるのでないかと話題になりましたが、2019年も変わらず美しいまま。

誰よりもハプスブルク家を大切にし、女であることを封じ込め、男であろうと必死だった女性のように見えました。

息子のフランツを愛しているからこそ厳しく、しかしそのため息子からは拒絶されてしまうゾフィーを熱演。

最期にみせる涼風ゾフィーの涙に感情移入した人も多かったはずです。

香寿たつき(こうじゅ たつき)

生年月日 1965年11月26日
出生地  北海道札幌市
身長 165cm
血液型 B型
愛称 タータン

元宝塚の男役トップスター。宝塚時代のエリザベートでは皇太子ルドルフ役を演じています。東宝エリザベートのゾフィー役は2015年、2016年、2019年に引き続き4度目です。

艶やかな声の抜群の歌唱力の持ち主で、濃いキャラクターが多い本作の中でも威厳に満ちた存在感を放ちます。ハプスブルク大帝国の皇太后として、その役目を熟知しているまさにハプスブルク家唯一の「男」。

エリザベートという作品は、「嫁に対する姑のいびり」と見える部分もありますが、そんなレベルの話にはしない絶対王者のような気高さが感じられます。

エルマー

植原卓也(うえはら たくや)

生年月日 1988年6月22日
出生地 大阪府
身長 177 cm
血液型 A型
愛称 たっくん

2019年に引き続きエルマー役を演じる植原卓也さん。2019年の舞台では年齢の演じ分け、ルドルフ逮捕時の無念な表情が非常に印象的でした。

マックス

原慎一郎(はら しんいちろう)

生年月日 1979年2月9日
出生地 東京都
身長 187 cm

2019年に引き続きシシィの父親マックスとして2020年も出演。2019年の舞台では、シシィへのまなざしに父親の愛情や、(自由を愛する娘が宮廷へ嫁ぐ)不安など複雑な感情がひしひしと感じられました。マックス公としての舞台での登場回数は少ないものの、シシィとの精神的つながりが強いことがよくわかる役作りをされています。

ルドヴィカ/マダム・ヴォルフ役

未来優希(みらい ゆうき)

生年月日 5月8日
出生地  東京都
身長 166cm
血液型 B型
愛称 ハマコ

宝塚出身。宝塚時代「エリザベート」で皇太后のゾフィー役で出演経験あり。

東宝版では2015年、2016年、2019年に引き続き、ルドヴィカ/マダム・ヴォルフの二役を演じます。過去の公演では毒気とパンチのある娼館の女主人マダム・ヴォルフが印象的でした。

2020年エリザベート全キャスト

エリザベート:花總まり/愛希れいか
トート:井上芳雄/古川雄大/山崎育三郎
フランツ・ヨーゼフ:田代万里生/佐藤隆紀
ルイジ・ルキーニ:尾上松也/上山竜治/黒羽麻璃央
ルドルフ:三浦涼介
ルドヴィカ/マダム・ヴォルフ:未来優希
ゾフィー:剣幸/涼風真世/香寿たつき
エルマー:植原卓也
マックス:原慎一郎
ツェップス:松井工
リヒテンシュタイン:秋園美緒
ヴィンデッシュ:真瀬はるか

アンサンブル
朝隈濯朗、安部誠司、石川剛、奥山寛、川口大地、後藤晋彦、佐々木崇、白山博基、田中秀哉、福永悠二、港幸樹、山田元、横沢健司、天野朋子、彩花まり、池谷祐子、石原絵理、伊東典子、彩月つくし、七瀬りりこ、松田未莉亜、美麗、安岡千夏、山田裕美子

トートダンサー
乾直樹、五十嵐耕司、岡崎大樹、小南竜平、鈴木凌平、谷森雄次、楢木和也、渡辺謙典

少年ルドルフ
未発表

脚本/歌詞 ミヒャエル・クンツェ
音楽/編曲 シルヴェスター・リーヴァイ
演出/訳詞 小池修一郎
音楽監督 甲斐正人
美術 二村周作
照明 笠原俊幸
衣裳 生澤美子
振付 小尻健太/桜木涼介
歌唱指導 山口正義/やまぐちあきこ
音響 渡邉邦男
映像 奥 秀太郎
ヘアメイク 富岡克之(スタジオAD)
演出助手 小川美也子/末永陽一
舞台監督 廣田 進
稽古ピアノ 中條純子/宇賀村直佳/石川花蓮
オーケストラ 東宝ミュージック/ ダット・ミュージック
指揮 上垣 聡
翻訳協力 迫 光
プロダクション・コーディネイター 小熊節子
制作助手 廣木由美/土器屋利行
プロデューサー 岡本義次/坂本義和/篠﨑勇己
宣伝写真 Leslie Kee
宣伝美術/アートディレクション 服部浩臣(COM Works)
デザインCOM Works
製作東宝

過去コンテンツ

2019年のエリザベートキャスト

エリザベート:花總まり/愛希れいか
トート:井上芳雄/古川雄大
ルイジ・ルキーニ:山崎育三郎/成河
フランツ・ヨーゼフ:田代万里生/平方元基
ルドルフ:京本大我(SixTONES)/三浦涼介/木村達成
ルドヴィカ/マダム・ヴォルフ:未来優希
ゾフィー:剣幸/涼風真世/香寿たつき

エルマー:植原卓也
マックス:原慎一郎
ツェップス:松井工
リヒテンシュタイン:秋園美緒
ヴィンデッシュ:真瀬はるか