1年ぶりの王家の紋章~!
初公演の昨年はいきなりのチケット難で、JCBの東京観光つきのツアーで観たのでした。
昨年観劇した印象だと、リーヴァイさんの曲が美しく、原作の世界観そのままの舞台というもの。
今年も、やはり曲が美しく2階席から見る景色は舞台から天井までブルーやグリーンのライトでゆらゆら揺れ、ナイルの水面を見ているようでした。
舞台衣装も本当に素敵で、目でも耳でも十分楽しめる舞台。エジプトという異国の地で、さらに3,000年以上前の古代のお話しという、現在の日本とは完全な別世界に連れて行ってもらえ、これぞミュージカルのだいご味!とも思える楽しい時間でした♪
2017年4月13日マチネ
メンフィス:浦井健治
キャロル:新妻聖子
イズミル:平方元基
アイシス:濱田めぐみ
イムホテップ:山口祐一郎
ライアン:伊礼彼方
ミタムン:愛加あゆ
ナフテラ:出雲綾
ルカ:矢田悠祐
ウナス:木暮真一郎
アンケート回収箱がピラミッド!
アイシスの冒頭のシーンがなくなったのが残念
とても楽しめた王家の紋章でしたが、かなり変更が加えられてたらしく、個人的には、去年アイシスが古代エジプトの世界へいざなうような神秘的なシーンがカットされたのが、残念。
ただ、さすがの濱めぐさんで、今年もそれはそれは美しい女王アイシスでした。
個別キャスト感想
メンフィス王:浦井健治
メンフィス王の気性の荒さ、幼さ、いちずな所が本当にぴったりだな~と思ってみていました。
メンフィスって少年王で確か18歳?くらいの設定だったと思いますが、健ちゃん本当、ぴったり。今、ぐぐったら35歳らしいですが、少年らしい初々しさがすごーくよく出ています。
健ちゃん、おめめぱっちりだから、ファラオメイクもすごく似合って、美しい。ターコイズブルーのマントを翻しながら行う剣さばきも見事で、メンフィス当たり役だと思います。
今日、ヒッタイトとの闘争シーンで、健ちゃんの剣がオケピの方へ飛ぶ事があり、「これは演出??」と思っていたらそうではなかったみたい。
【王家の紋章4/13マチネ】
ヒッタイト戦にて浦井メンフィスの剣の刃と柄が分解し、刃がクルクル舞いながらオケピ(多分)へ。数秒間柄だけで戦う浦井メンフィス、しかし無理と判断し柄を袖へ放り投げ、素手で戦闘!しかしイズミルとの一騎討ち直前に近くにいたアンサンブルの兵士さんが(続く)— sinra (@neko_mami_re) 2017年4月13日
【王家の紋章4/13マチネ】
目でとちょっとした仕草で(この剣使って)と合図、理解した浦井メンフィスはその剣を受け取り、無事イズミルとの一騎討ちへ。いやー(客だけど)焦った!
けどメンフィスのまま柄を袖に放ったけんちゃんかっこよかった~兵士から剣を受け取るのも自然だった。— sinra (@neko_mami_re) 2017年4月13日
今日第2幕で最大のハプニング。単独でヒッタイト兵と交戦中のメンフィス剣が弾き飛ばされてオーケストラピットへ落下。双方一瞬息を飲むもメンフィスそのまま剣劇再開。ファラオがヒッタイト兵に斬られるんじ?!でこちらハラハラ。最後は腕で兵の剣を受け止めたメンフィス
王家の紋章4/13マチネ— さくや舞台垢@王家の紋章 (@sakuyabutai) 2017年4月13日
王家本日マチネ。戦闘シーンで健ちゃんの剣が折れ持ち手だけになったからそれも下手に投げ込み素手で戦う健ちゃん。どうするのかと思ったら下手で戦いが小休止した時に近くのエジプト兵の剣を譲り受け戦い続行?いつもより短い剣だったけど見事に乗り切った皆さんのチームワークに拍手??
— がじら (@gazira23) 2017年4月13日
ひえ~
ハプニングだったんだ・・・・
でもそのまま途切れる事なく乗り切ったから、皆さん本当にすごい。
エジプトとヒッタイトの闘争シーンは、かなり本格的に剣で闘うので、見ごたえがありますが、その分危険もあると思うので、皆さんがケガをしませんように。
キャロル:新妻聖子
聖子ちゃんのキャロル、去年も良かったですが、今年もとても良かったです。
舞台でも原作でも「賢い娘」といわれるキャロルですが、原作を読む限りだと、単に未来からきたから対処法を知っている、という印象だったのが、聖子ちゃんキャロルはご本人の賢さがにじみでていたような気がします。
可愛さがありつつ落ち着きもあって、すごくいいな~と思っていました。
メンフィスと二人でいると、イムホテップ宰相じゃないですが、エジプトが繁栄しそう。未来に輝く二人の姿が見えるようでした。
カーテンコールの時の、メンフィスとおそろいの金の衣装も素敵です。
アイシス:濱田めぐみ
去年に引き続き、歌もお姿も圧巻の女王様でした。
もともと歌がお上手な事もあり、そこにアイシスの情感がこめられると、こちらの気持ちまで奪われそうです。というか奪われました。
王家の紋章の中でも特に心に残るメロディーを歌われている気がするので、リーヴァイさんが濱めぐさんのために用意したのではないかなと思ったり。
濱めぐさんが素晴らしすぎて、アイシスを主人公にして別の作品を作ってもらいたいくらい・・・一緒になったメンフィスとキャロルへの復讐劇的な。
そういえば、去年はメンフィスへの愛しいせつない想いをうたった後、ミヌーエ将軍から告白されるシーンがあり、それをぴしゃっとはねのけるアイシスが恰好よかったのですが、それが無くなっていました。
あのシーン、アイシスの弱さと誇り高さが観れてとても良かったのに残念。
でも、去年はアイシスに想い入れしすぎて、キャロルが軽く見えてしまったから、作品的には今年の方が良いのかなー。
イズミル:平方元基
端正な顔だちがイズミルぴったり。
メンフィスが少年王!という感じなのに対して、クールな感じが格好いいです。(去年も思いました。)
あとイズミルのナンバーも大人っぽいので、さらに格好良く見えます。
今日見ていいな、と思ったのは、ヒッタイトがキャロルを誘拐し、キャロルを助けに押し寄せたエジプト兵が死んでいくのを、最初は嘲笑っていたのにキャロルが嘆いているのを見て、イズミルもだんだん表情がつらそうになってきたところ。
数分の間でしたが、キャロルの影響でイズミルの心にも変化が表れたのがわかって、すごく良かったです。
メンフィスを切ろうとして、キャロルを切りつけてしまった後の表情も、今後の展開が気になる~!という気持ちに。
いやぁ、素敵なイズミル王子でした。
イムホテップ:山口祐一郎
出番は少ないのに、舞台に出てくると雰囲気が変わる宰相様~
祐一郎宰相こそ、悠久なるナイルと言える存在・・・と思いながら朗々と歌い上げるのを聴いていました。
ほんと、もっと祐一郎さんの歌を聴きたいけれど、でも2曲でもこんなに歌い上げているのを聴けるのは贅沢なのかもしれない。。
あと贅沢をいわせてもらえればコレ↓
できることならイムホテップのおひげと眉毛をとってほしい。
そしたら、おじいちゃんっぽくなく威厳のある賢者として
もっと素敵な気が~原作はおじいちゃんだけれど・・・— もすらん@ミュージカル (@mosran_mus55) 2017年4月13日
イムホテップはおじいちゃんだけれど、おじいちゃんっぽくしないで、もっと格好いいところが観たいです!
声はすごくハリがあるし姿勢良くてスタイル抜群だから、おじいちゃんはちょっともったいない!
ライアン兄さん:伊礼彼方
もちろんカツラだと思いますが、ライアン兄さん、キューティクル艶々に見えましたw 以上。
ミタムン:愛加あゆ
ミタムン王女の出番がかなり減ってしまった気がします。
去年は踊りに目を奪われたのに、ちょっと残念。。。でも相変わらずスタイル抜群で素敵でした。
カーテンコールにて
どうしてもイズミルと手をつなぎたいメンフィス
カテコではける時、健ちゃん、なんども元基くんの手をとりつないでいました。
どうしてもお手てをつなぎたかったようです。
帝劇見るとわくわく~
そういえば、今日は久々の帝劇で去年の11月以来です。
久しぶりで、やっぱりワクワクしました。チケット増やすと劇場通いが当たり前になっちゃうけれど、ミュージカルって別世界に行けるという面もあるし、この非日常的なワクワク感って楽しいな~と思いました。