今年5回目のレミゼ。残すところあと1回です。
今日は、自分にとっては、前方のD列で、俳優さんたちの表情がとても良く見えました。かなり上手よりでしたが、前方の迫力はやっぱり違いますね。
そのせいか、感動もひとしおで、もう泣いた泣いた。
今日は、プリンシパルのみなさんはすでに観劇済みの方ばかりなので、印象に残った点の感想を。
今日のキャスト
ジャンバルジャン:福井晶一
ジャベール:吉原光夫
ファンテーヌ:知念里奈
エポニーヌ:唯月ふうか
マリウス:海宝直人
コゼット:清水彩花
アンジョルラス:上原理生
テナルディエ:橋本じゅん
マダムテナルディエ:鈴木ほのか
今日は、ずっと疑問だった謎が解けました。
ファンテーヌの病室でバルジャンとジャベールが戦った後、ジャベールが倒れてコゼットの場面に切りかわるところで、倒れたジャベールがどうやって舞台から捌けているいるのか謎でした。
滑車のついた台にのっているのか、誰かがひっぱっているのか・・・
今日確認したら、光夫さんジャベール、普通に立ち上がって舞台袖に消えていきましたね(笑う)
間近だから分かったけれど、舞台の暗闇って、ほとんど隠せるんだなと感心してしまいました。
傷ついたマリウスをバルジャンが抱えて逃げる下水道のシーンでも、バルジャンがマリウスをかついだり抱き上げたりと、ポジションを切り替える場面も、暗いところでやっているから、いつ切り替わったんだろう!と気づくまで時間がかかりました。
今日は、俳優さんたちの表情が良く見えたためか、いつもの5割増しでぐっと来た気がします。
燭台を盗んだのに司教からかばわれた時の、福井バルジャンの憮然とした罰の悪そうな表情をみると、「バルジャンは決して良い人というわけでもなかった」というのが伝わってきたし、最期を迎えて天国で司教におじぎをする所までの流れを考えると、まさに激動の人生を生き抜いた、バルジャン、よく生きた・・・と涙が止まらなりました。
ふうかエポニーヌが、マリウスをコゼットのところに連れて行った後、目に涙を光らせて歌っているところなど、歌だけのパワーじゃなくて、エポニーヌの心の涙まで伝わってきた、もうこちらも号泣でした。
今日はもう泣き散らかした感じです。
そういえば、光夫さんジャベールは2回目ですが、やはり川口ジャベールや岸ジャベールよりも、話し掛けがたい雰囲気があります。
スターズで、誇らしげに歌うジャベールを見ると、自分の信念にプライドを持っているから、自殺のシーンでは自分が許せなくなったんだろうな・・・・と思えました。
自殺シーンで、川口ジャベール・岸ジャベールは混乱、光夫ジャベールはプライドが打ち砕かれた、という感じかな~
海宝マリウスは、やっぱり歌がめちゃ上手。声に透明感がありとても綺麗で、海宝マリウスの歌声はとても目立つと思います。
上原アンジョは相変わらず、力強くカリスマオーラびしばしのアンジョでした。
出待ちの件で、あれこれ言われていましたが、私は役者さんは舞台で最高のパフォーマンスを見せてくれるのが仕事だと思っているから、ご本人のあのメッセージを見ても、何も感じませんでした。
あと、上原さんのお顔は武士顔というか、気が強そうなお顔をしているので、あの発言もあまり違和感がなく、むしろ今の上原アンジョを作っている個性の一つだと思っています。
いつか上原ジャベールを見てみたい。きっと怖いんだろうな~
清水コゼットは4回目! ずっと清水コゼは歌が上手上手と言い続けていますが、それだけでなく、明るい陽のオーラ満載で、登場するだけで、バルジャンに大切に育てられたお嬢さん、という雰囲気があります。
だからバルジャンがコゼットと離れると決意してマリウスに託すシーンがつらくて、今期はこの場面が一番泣けるかなあ。。。
清水コゼットは、存在自体がバルジャンの愛情なんだろうと思います。
テナルディエの橋本じゅんさん、2回目ですが、軽やかでちゃらいw
駒田テナは、計算でちゃらくしている腹黒さを感じますが、じゅんテナは、根っからのお調子者!
そして鈴木ほのかさんマダムテナルディエと一緒だと、二人で軽やかでとても相性が良く感じました。
そういえば、マダムテナルディエ役の谷口ゆうなさん、怪我されたとの事で心配ですね。とても楽しいマダムンテナだったので残念ですが、一日も早い回復を祈ります。
1階ロビー奥にあったアンティークの燭台。プロデューサーのキャメロンマッキントッシュさんからプレゼントされたそうですよ。
[kanren id="3572"]