圧巻のモネの睡蓮の部屋!
モネを中心とした印象派の絵を多く所蔵するフランス、マルモッタン美術館のコレクションが来日。上野の東京都美術館で2015年9月19日から12月13日まで展示されています。
*福岡展(2015年12月22日~2016年2月21日)、京都展(2016年3月1日~5月8日)、新潟展(2016年6月4日~8月21日)巡回予定。
目玉は印象派という呼称の由来となった「印象・日の出」(展示は10月18日まで)と「サン=ラザール駅」(展示は10月20日から)の2つです。この名画を紹介している箇所は、警備員が2名、絵の両脇に配置されていました。
それ以外にも、モネの作品に影響を与えた同世代の画家たちの作品や、モネが10代の頃に書いたカリカチュアなど、一歩踏み込んだ展示品は何度もモネの作品を見ている人に新しい発見をもたらすはずです。
そして大きいキャンバスに描かれた睡蓮が展示された部屋は圧巻!
水面や空気のゆらぎをモネ独特のタッチで描かれた睡蓮に囲まれていると、まるで自分がモネの過ごしたジベルニーの庭園にいるよう。
東京都美術館内の睡蓮が飾られている部屋の真ん中には椅子が設置されているので、座ってじっくりとモネの世界を味わうのもおすすめです。
人気があり平日でも混雑していますが、モネ好きであれば、見逃せない美術展です。
モネ展はここにも注目すると面白いかも!
1:モネ展で一番最初に見る事になる絵は、モネではなく別の画家の絵
2:同時期の画家、ピサロは印象派の画家たちの○○であった
いきなりネタバレです
1:ルノワールによるモネの肖像画「新聞を読むクロード・モネ」と「クロードモネ夫人の肖像」。
いきなりルノワールの絵が出てきたので驚きましたが、友人であったルノワールの優しいタッチで描かれたモネ夫妻の肖像画はモネの存在を強く意識させられるもの。マルモッタン美術館のコンセプトに非常にあったものだと思いました。
2:曳船道、 ラ・ロッシュ=ギュイヨンの広場などを代表作とする印象派のピサロ。セザンヌの師でもある事で有名ですが、責任感が強くまじめで印象派の画家さんたちのまとめ役的な存在だったそうです。
あの俳優さんが描いていた!モネ展の公式キャラクター
今回のモネ展で使われている公式キャラクター「かっこいいモネ。」