ダンスオブヴァンパイア2幕~ラスト
あたしの心に火をつけて
お城の先祖たちが歌う中、現れるサラ。
大きな螺旋階段の上には伯爵が立ち、明日の舞踏会はお前と踊ろうとサラに呼びかける。期待と不安に胸を震わせるサラ。
サラは伯爵に噛まれても構わないようなしぐさをとり、伯爵も一瞬サラに噛みつこうとするが、「理性を保て」と自分に言い聞かせ、サラを噛まずに立ち去る。
演奏されている曲
愛のデュエット(Liebesduett )
アルフレートの悪夢
お城で眠るプロフェッサーとアルフレート。アルフレートの夢の中ではヴァンパイアが次々と現れ、激しく踊る。
夢の中でサラの化身を巡ってアルフレートの化身とクロロック伯爵の化身が闘う。この時、実際のアルフレートはベッドの上で苦しそうにうなされている。
夜明けと伴にヴァンパイアたちは消え、アルフレートは悪夢から目を覚ます。
起きてきたプロフェッサーは「今日は霊廟探索にはもってこいの日だ」と、伯爵と息子のヘルベルトが眠る霊廟を探しにアルフレートと向かう。
棺桶が安置されている霊廟を見つけた二人。ここでプロフェッサーが棺桶のある場所へ降りられないというハプニングが発生。アルフレートに一人で、伯爵とヘルベルトの心臓に杭を打つように指示する。
しかし、杭を勇気が持てず「できませ~ん」とギブアップするアルフレート。結局二人は何もできずに戻っていく。
演奏されている曲
夜を感じろ(Carpe noctem)
今日は完璧(Ein guter Tag)
霊廟(Die Gruft )
アルフレートの悪夢はまだ続く
霊廟を後にしたプロフェッサーとアルフレートが次にやってきたのは、城にある巨大な図書室。本が無くては生きていけないプロフェッサーは大喜びで興奮してしまう。
そこへサラの歌声が聞こえてくる。アルフレートは歌声を追って浴室にたどり着く。
「君を助けにきた」とサラに伝えるアルフレートだが、「ああ、あんた」「わきまえて 私はもうレディ」とサラはつれない。伯爵と舞踏会で踊る事で頭がいっぱいになり、アルフレートと一緒に出ていこうとしない。
サラへの思いを抱えながらもアルフレートは一人すごすごと図書室へ戻り、プロフェッサーに「どうすればいいのでしょう」と聞く。プロフェッサーは「本が全てを教えてくれる」と答える。
本棚を見てみると、そこには「恋愛入門。彼女を振り向かせる100の方法」が。この本を見て勇気が出るアルフレート。
そこへ再び歌声が聞こえてくる。サラの声?と幾分怪訝に思いながら再び浴室へ向かうと、そこには伯爵の息子ヘルベルトが。
慌てて立ち去ろうとするアルフレートに「待って。ぼくは君とお友達になりたい」と誘惑するヘルベルト。
アルフレートが持っている恋愛入門の本を見て「もしかして君も僕と同じ気持ち..?」と都合よく勘違いしている。
ヘルベルトに追い回されている時に、浴槽の鏡にヘルベルトの姿が映らない事に気づくアルフレート。必死で逃げるがヘルベルトに噛まれそうになる。そこへプロフェッサーが現れ、指で十字架を作ってヘルベルトを退散させる。(→2019年の公演では、「指」ではなく「傘」を使うようになっていました!)
プロフェッサーとアルフレートは城の最上階へ向かう。「ここは安全な場所でしょうか。」と脅えるアルフレートにプロフェッサーが「安全だ」と答えた瞬間、クロロック伯爵が現れ「諦めたほうがいい。ここから出られたものはいない。」と脅す。
演奏されている曲
本だ!(Bücher )
サラへ(Für Sarah)
恋をしているのなら(Wenn Liebe in dir Ist)
ワルツ(Walzer Nachspiel )
永遠に生きるがゆえの苦しみ
墓場から死人(ゾンビ)が蘇り、永遠はむなしい繰り返しだ、退屈だと訴え去っていく。
墓場に伯爵が一人現れ、過去に愛した女性への甘美な想いと、愛するものを奪わずにはいられない自分の欲望と自己嫌悪感、そして永遠に満たされない苦悩を語る。
(ここでは伯爵の心の中の苦しみを、伯爵の化身であるヴァンパイアダンサーがダンスで表現しています。)
伯爵の独白を聞いていたアルフレートは「伯爵にも感情があったんですね。」と言うが、プロフェッサーは「感情?くだらん」と吐き捨てる。
演奏されている曲
永遠(Ewigkeit )
抑えがたい欲望(Die unstillbare Gier)
サラに永遠の命を与える伯爵
お城では舞踏会が開かれ、伯爵がヴァンパイアたちに「さあ諸君、良い知らせだ とびきりの収穫を得たぞ」と伝える。
伯爵の息子、ヘルベルトに案内され登場するサラ。
「今こそ永遠が始まる」と、ついに伯爵はサラに噛みつく。
しかしサラは倒れる事なく、伯爵や他のヴァンパイアたちと踊る。
舞踏会に忍び込んだプロフェッサーとアルフレートはサラに「逃げよう」「輸血をして数日休めば、元の身体に戻れる」と呼びかける。
移動しているうちに3人は大きな鏡に映ってしまい、他のヴァンパイアたちに気づかれてしまう。
慌てている3人の前に現れたクロロック伯爵。「諸君、ディナーの時間だ」とヴァンパイアたちと襲い掛かるが、プロフェッサーが2台の燭台を十字架の形にして反撃。
伯爵がクコールに十字架を外すように言うが、なぜかクコールは従わずにプロフェッサーとアルフレートの後を追って逃げる。
しかしクコールは途中で狼に襲われ命を落とす。
演奏されている曲
舞踏の間(Tanzsaal)
荒野2(Wildnis 2 )
ヴァンパイが勝利し、踊り狂う
ヴァンパイアから逃げてきた3人。プロフェッサーは今回の研究についてメモを書き留める。
アルフレートはサラに「僕が守る」と告白。しかし、サラにはいつの間にか牙が生え、アルフレートにがぶり。
アルフレートは驚きつつも、自分の血をなめて「悪くないね」と今までのピュアな雰囲気から、ダークな雰囲気に。
ヴァンパイアに噛まれていない教授は一人「我々は今 勝利した 人類は救われた」と勝利宣言をして退場。
しかし舞台にはヴァンパイア達が現れ、ヴァンパイアの勝利を歌いフィナーレ。
演奏されている曲
外は自由・リプライズ(Draußen ist Freiheit - Reprise )
フィナーレ(Finale 2 )
原作
ダンスオブヴァンパイア原作映画(動画)
ダンスオブヴァンパイア原作映画(DVD)
[kanren id="9285"]
他
『ダンス オブ ヴァンパイア』プロモーション舞台映像(2015年版)
2015年11月13日のダンスオブヴァンパイアの感想をちょこっと
今回2回目のTdV。
1回目の11/4と同じく、サラは舞羽美海さん、アルフレートは良知真次さんのペアでした。ヴァンパイアダンサー(クロロック伯爵の化身)は、新上裕也さん。
前回の11/4は初日2日目という事で非常に盛り上がり、カーテンコールでは自分のいた1階席の周りは総立ちでした。今回は公演が始まってから日にちもたっているし、さすがにそこまで盛り上がらないかな....?と思ったのですが、すごい盛り上がりで(笑)
今回は2階席だったのですが、やはりカーテンコールでは総立ちでした。
クコール役の 駒田一さんが「さぁ~皆さん準備はOKでしょうか?」という掛け声の後、ヘルベルト役の上口耕平さんがヴァンパイアの振り付けを教えてくれ、舞台上の俳優さん、客席に降りてきたヴァンパイアたちと一緒に、お客さんも一体となってヴァンパイアダンス!
ダンスオブヴァンパイアの初回(2006年)のパンフレットに掲載されている翻訳・訳詞をされた竜真知子氏のコメントに
願わくば、ハンブルグのような観客の方々との同化もどうか実現しますように
と書かれているのですが、まさに観客と一体となる舞台に進化してきたような気がします。
その他の公演など
[kanren id="1376"]
[kanren id="1361"]
[kanren id="1248"]
[kanren id="839"]
[kanren id="740"]